異常にむしゃくしゃした土曜日
頭はのぼせている。

パソコンから流れるyoutube
見ているのやら見ていないのやらわからない。

PM22:00
エギングのセットを車に積み土佐清水市へ車を走らす
淡々と車は快適に進む

あぁ、もうオイル交換時期か・・・
トリップBを確認するともう5000キロを回っている。
総走行距離は22万キロのハイエースが、快適に走る。

日曜は簡単な洗車とオイル交換に行こう
そう考えながら、土佐清水のある漁港に付く
時間は23時
誰もいない、そうでしょう週末の深夜
潮は干潮に向かっている。

だいたいが満潮付近を好むポイント
対岸のテトラにはヘッドライトが二つ
自分の事は棚に置いて
「モノ好きがいるもんだ、夜中にあんなところに」
なんて思う。

外海付近のほうが大物がいるので釣り好きであれば、行ってしまうのでしょうが
私は、あまり危険なテトラは好きではない。
ましてや一人
安全な漁港を間借りしてエギングをしたほうが向いている。

スナップにエースエギ
「餌木猿」
を付けてまずは外海側にキャストする。

着水してカウントを取ると
「約12秒」

浅い

着底後しゃくってみる。
なんだか今日は潮が重く感じる。

月周りもあるのか、海水が重い。

何度かキャストするが当たりはない。

今度は、対岸の堤防方向にキャスト

着底と同時に
「ガツン」

「来た!」
と思いたいが、今まで釣れた居なかったので半信半疑
竿を立てテンションを張ったままリールを巻く

たまになるドラグ

イカが暴れているのがわかる
ここでイカが釣れたのを確信

水面に浮くまでひたすらリールを巻く
手前のベイトが逃げる。

水面に上がってくるアオリイカ
最後の最後に墨を吐き抵抗する。

話によると
墨を吐いて、仲間に危険を知らせる。
と聞いたことがある。

イカも仲間意識があるし少しかわいそうにも思うが
釣りは釣れたらうれしい。

あまりにも小さければリリースをしようと思いながらイカを寄せる。
あまり大きそうでないのでぶりぬいていく。

DSC_0445

だいたい胴長が15センチ
秋イカの標準サイズ
DSC_0448

リリースはせず、持ち帰ることにする。
久々のイカの当たりは小さくても面白い。

漁港について5分
いい感じ・・・

その後数キャストするが当たりはナシ

気をよくした私は、違う漁港にポイントを変える為に移動をする。

ここで役に立つハイエース
イカはビニールに入れラゲッジへ

竿は、しまうことなく真っ直ぐ乗る。
移動はすこぶるスムーズ
1分要らずに次のアクションが出来る。

これだからハイエースは手放せない。

次のポイントに車を走らせたが、ポイントには街灯がついていない。
去年は街灯があったのに・・・

よく見ると街灯はある。
ただ消えているだけ

仕方がないので、第3のポイントに・・・
ポイントについては見たが、あまり墨を吐かれたような跡はない。
小さな墨が数個だけ

海面には、ごみが浮いている。

まぁ、せっかく来たのだから数回キャストしてみる。
相変わらず、キャストは下手だ。

山なりに飛んで、結構手前に着底する。
運動神経がない上に、球技を避けて通った10代

まさか40代で釣りをし
球技をしていなかったことが、キャストに影響するなんて思ってもいなかった。

そんなことを思いながら、いろんな場所に投げるもアタリはない。
目が慣れてきたので、ベイトの確認をしてみると
ベイトの数も少ない。

夜も更けて日が変わりつつある。
明日は日曜でゆっくりできるだろうけど、洗車とオイル交換がある。

と思い納竿

帰りにコンビニにより、缶コーヒーを買い。
車で飲みながら帰路につく

FMからは0時をお知らせしてくれるラジオが流れている。
夜遊びや整備の時によく聞く
「ジェットストリーム」
今宵もよく遊んだと思いながら車を走らせ30分ほどで家に

釣れたイカを冷蔵庫にしまい。

シャワーを浴び
着替え
歯を磨いた所でふと思いだす。

むしゃくしゃしていたのに、今は割と穏やかな気持ちで寝ることが出来る。

残っているのは、イカの釣れた感触と帰りの缶コーヒーの味だけ
明日は気持ちよく起きれそうだ。