環境性能や燃費性能など
水冷が優れますが、私は空冷バイクに乗っている。

空冷にもメリットがあるんです。

空冷のメリット

・軽い
ラジエターや水がないおかげで軽い。
風を浴びてなんぼのエンジン
無駄なものはない。

・エンジンがシンプル
フィンがついているだけで空冷は無駄な配管がない。
結構シンプルで美しい。

・音が荒々しい。
ハーレーなどが分かりやすいですが
音は大きめ
なぜか
クリアランスが多めだから
それが味になったりするんですよね。

・空冷4気筒はやはり独特の音です。

デメリット
・同じ排気量ならパワーは水冷。
空冷で200馬力は見たことないけど水冷の1000ccでは200馬力がある。

・温度管理の幅が広い
100度を超えることはまれで温度による膨張が少ない水冷に比べ
油は150度とか平気で上がるからね。
ということは
水冷はエンジンを結構精密に作って管理できる。
燃費方向に振ることもできるしパワー方向にも振りやすい。
レーサーがわざわざ水冷を選ぶのはエンジン温度の管理
セッティングの出しやすさ
があると思う。
フィンもいらないし、水の沸点と油の性能を分けているメリットは大きい。

空冷は、エンジン自体を風で冷やし
オイルクーラーで循環しているオイルを冷やす。
水冷のように冷やすことに特化した機能がないので
クリアランスも多め
結構同じ排気量で考えるとエンジン単体では大きめのエンジンになる。

・燃費がいい。
エンジンの温度が上がりすぎるとパワーダウンもするし
燃費も悪化する。
ガソリンの温度が高いので発火タイミングも大変なんでしょうね。
水冷はそのあたりが安定志向なので燃費にも還元できる

といった感じです。
渋滞でもラジエターのファンが回れば水温は空冷より安定するし
普通に乗ってる分には問題ないと思う。

空冷は渋滞でアイドリングしてたら100度なんてすぐ超えて
ひやりとします。

休憩多めでツーリングするのはその辺でしょうね。
精神衛生上よくない。

とはいえ
街中で性能差はほぼない現代の空冷と水冷

趣味のバイクや小排気量は空冷で十分です。
スクーターはまだ空冷が多いしね。
水冷のメリットは安定した性能
ですが
今のエンジンはよく考えられているので空冷でもノーマルできちんとオイルさえ変えていれば
壊れることはまずない。
バイクで100馬力以上は余裕があるだけで流れに乗ってる分には
40馬力くらいしか使わないんじゃないかなと思う。

で結論

私がなぜ空冷のドカティに乗ってるかといえば

エンジンがかっこいい。
軽い。

ということ

さらには安いこともあったんですけどね。

空冷だからって別に困らないのが現状
600cc超えたら性能ばかり気にしても仕方がないんですよね。
SSでもいいし私のように空冷ネイキッドでも問題ない。

性能は街乗りでは使いきれないから(笑)
好きなバイクに乗る。
それが一番いいこと
私の場合
たまたまそれが空冷のドカティモンスターS2Rだった。
というだけ
性能にこだわらなければ、空冷バイクも結構いいもんです。

800cc 70馬力 2気筒

私には十分すぎます。