私が10代のころは、暴走族 走り屋全盛

毎週どこかの峠で事故があり
週末の関西は、幹線道路でパレード的な走行があり
港では一本の線のようにライトが流れる光景があったりして・・・

今考えたら狂っていますが
あの頃の私たちは、それがバイク乗りの一部であることはもう周知の上でした。

その頃は人気の車種のバイクは気を抜いたら盗まれ
どこかで乗りつぶされて終わってしまう。

そんな事が日常茶飯事

どちらかと言うとレーサーレプリカよりのバイクを乗っていたのですが
ゼファーやCB系は盗難が怖くて乗れなかった。

結構盗まれたり
盗んだバイクが無残に発見されたりしてたんですよね。

あの頃のネイキッド車両は結構人気で盗難率も高かった
に加え
乗っている人が結構やんちゃ系の人たちが多かった。

そんな光景を見ていたので、
Z900RSやゼファーを見てかっこいいと思うのですが
盗まれたり囲まれたりするんじゃないの?

と思ったり

今までレーサーチックな乗り物しか乗っていないので
「似合わないんじゃないの」

と思ったり

盗まれたりしたらなき寝入りするだけなんじゃないの?

と思ったりしている。
盗まれて暴走されてのイメージしかわかないんです。

ネイキッドの空冷バイクは

無骨でバイクらしくてかっこいいんですが
色んな思いが巡ってきて、なんだか触手が伸びないんですよね。

80~90年代のトラウマでしょう。

90年代に乗っていたRGVーΓも、数回カギをほじられ
盗難直前の時もあったんですが、スズキのカギ穴が優秀だったこともあり
なんとかかんとか無事でしたね。
ネイキッドのゼファーとかだと一撃で無くなっていたかもしれません。

考えたら運だけでバイクが無事だったかも

私が、Z900RSがかっこいいと思っていても買おうとしないのは

似合わないんじゃないか
盗まれるんじゃないか
いかつい集団と仲良くできる自信がない。

そんなネガティブシンキングだったりします。
90年代の負の遺産ですね。