今や少なくなった空冷

とはいえ

50cc~125ccは空冷がメイン
小排気量は熱量も少ないですし
機械的にシンプルというメリットもたくさん

大型バイクの空冷は、造形美も評価されていたり
力強そうなビジュアルと音
シンプルな構成

で一定数の人気が有ります。

私のドカティ S2R
も800ccでありながら空冷

ヤマハの名車 XJR1300もSR400も空冷
カワサキ エストレアも空冷 W800もですね

エンジンの美しさ

補機類が少ないことのシンプルさ
でいまだに空冷バイクは細いながらも生き延びております。

渋滞や酷暑ではオーバーヒートの可能性も無きにしも非ず・・・

オーバーヒートの原因と症状

酷暑の夏が油温の上がりやすい季節
乗る前から40度ありますから、エンジン掛けて油温が上がりやすいのもうなずける。

・原因

渋滞などで走行風があたらない

渋滞のアイドリングは人間も耐えてますが、バイクのほうもかなりストレス
アイドリングの熱すら走行風がないと冷えないので油温は上がる。

高回転で走行して、油温が上がる。

高回転でエンジンが回る=高カロリーの消費
全力で100m走るのと
ジョギングで100m走るのと
どちらが疲れるかと考えればわかりやすい。
当然、全力疾走の100mのほうがしんどい。

エンジンも同様
高回転のほうが、熱量が高いのです。
走行風で冷えない油温は走行距離によって
どんどん積み重なっていく(熱が蓄積される)

オイル交換をなまける
3000キロ~5000キロでオイル交換をしていれば
そんなに問題はないのですが、オイルが劣化すると
ピストンの油膜切れ
エンジンの熱をオイルが吸収できない。
スラッジや汚れがタール状になって蓄積

空冷は特に、オイルが非常に大事
空冷とはいえ、冷やすに関してはオイルが大きなシェアが有ります。


・症状
空冷のオーバーヒートすると

ガラガラなど異音がする。
エンジンに力が無くなる。
アイドリングでもエンジンはかかりにくく異音がする。
末期は、エンジンがかからない。

というもの

ガラガラ言ってるのは、エンジンにダメージを受けているから
いつも聞いているアイドリングより
ガラガラ音
金属音
が出てくるとダメージがある可能性がある。
経年劣化もありますが、オーバーヒートかも?
と思う節があればちょっと怪しい。


エンジンをオイルで冷やしているような空冷エンジン
オイルは100℃平気で越えますから
オイルの限界値は120150度前後と言われています。

110度超えたら少しヤバい。
130度などオイルの限界温度超えるとかなりの熱量になり太ももが耐えられない。
(なかなかそこまでは聞きませんんが・・・)
少し余裕を持って行っているのは

停止すれば油温は10度ぐらい平気で上がるから
130℃でエンジン切ったら
オイルが循環しないのにエンジンはチンチンに熱いので
少し油温が上がる。

対策

鉄の洗濯バサミ
これ、昔はよく言われてたんですよね。
シリンダーのフィンに洗濯バサミ挟むってこと
今は、あまり効果がないと言われてます。
俗にいう民間療法(笑)
オススメはしません。
(走行中外れたら危ないしね)

お金はかかるけどオイルクーラー
エンジンにオイルクーラーの受けがあればいいのですが
無いと大変
エンジン側からやらないといけない。
XJR1300などはあるんですけどね。
それを大型化すると少し冷えが違うんです。
原付では、モンキー エイプなどがたくさん外品が出てます。

オイルを固くする(推奨)
ドカティは
冬 10W-40
夏 15W-50
などとマニュアルに書いてます。
オイルの粘度が上がると熱を持ちにくい性能があるようです。
それよりなにより
オイルが熱でシャバシャバになりにくいので、エンジンに優しい。
という事らしいです。
ハーレーのオイルレブテック

なんて
超固いオイル20W-50とか
ハーレー乗りは安いのでジャンジャン交換しています。
空冷でVツインで1300ccでフィルターがない。
そんなバイクですから、固くて当たり前
熱量が半端ないですから
改造しているモンキーなんかは、高性能かつ少し硬めのオイルがエンジンには優しいと思います。

・止まった時はエンジンを切る。
油温が上がり切る前の対策
渋滞や休憩などではエンジンを切って冷やしていく
渋滞は空冷エンジンの大敵ですから結構大事だったりします。

霧吹き(笑)

笑うけども、これって水冷空冷とも聞きます。
エンジンにサブサブ掛けるんではなくて、霧吹きでスッスッのシュッシュと掛ける。
水で熱交換するんですよね。
雨の日はオーバーヒートしないのはこのせいですよ。


チンチンのところに急激に冷やすとまずいので霧吹きなんか最適かなと思います。
無い時は、水をペットボトルでちょろちょろかけるのもアリ
水冷のエンジンは、アイドリングしながらラジエターに水掛けると劇的に水温が下がります。

注意)
ザブザブと水を掛けるのはNG
100度の鉄の塊に、30度の水をザブザブかける。
急激にシリンダーが縮まりピストンは大きいまま
エンジンにはよろしくない。

霧吹きがいいというのはそんなところ
出来れば、アイドリング状態でオイルクーラーにかけるのがベスト


オイルをこまめに変える(これ大事)
オイルは温度が上がると一度冷えても結構酸化が進んでいたんでいるようです。
メーカーもオーバーヒート近くまで行くと早めのオイル交換を薦めています。

と言う事は

夏のオイル交換は早めのほうがいい。

ということでしょう。
オイルの性能維持という目線でいえば早めにいいオイル(油膜切れが起こりにくいオイル)で交換
がベストな選択でしょう。

XJRユーザーの方に聞くと
モチュール300Vがいいにおいだしいいオイルと言います。

これCBR1000RRとかも推奨オイル
ハイチューンエンジンや大排気量エンジン
スーパースポーツではスタンダードオイル

信用と実績のオイルらしい
そして
排気の臭いが良くなるようです。

昔のカストロールのようなこと言ってますがホントのようです。

・渋滞にはまらない
通勤や都心に住んでいる人は無理ゲーっぽいんですが、
混雑する時間がわかれば、時間帯をずらす
都心部での移動は幹線道路や流れのいい道を選ぶ
渋滞が予想される場所(テーマパーク)やイベントでは駐車場を確認しておく。
油温を下げるための休憩の時間をあらかじめ余裕をもって取っておく。
と言うのも手かもしれません。

快適な走行は、乗り手もバイクにも優しいですからww


まとめ

・空冷小排気量は、きちんとしたオイル交換
・空冷チューンエンジンは、良いオイル
・空冷大排気量は、推奨オイルでもオイル粘度をちょっと固めにする。
(ドカティの空冷は、夏は15W-50 冬は10W-40を推奨している)
・空冷で結構回す人はいいオイルをきちんとしたサイクルで交換。
・油温が上がりすぎそうおなときははやめの休憩してエンジンを冷やす。

です。

さらに、オーバーヒート(150℃をゆうに超えていた)した場合はオイルはすぐ交換
という事です。

水冷より油温は気にしますが
それでも空冷エンジンのシンプルさには勝てない魅力が有ります。

空冷ユーザーの方に参考になれば幸いです。
現在私が使っているオイルは
ELF(エルフ) MOTO4 ROAD(モト4ロード) 15W50

2019年5月現在